端末返却プログラム5社比較|条件と返さない場合の残額

スマホの端末返却プログラムの条件を比較 ― 返却時期・査定基準・返却しない場合の残額(2026年9月版)

端末の返却プログラムは5社とも「分割で買い、決められた月以降に返して残りを免除してもらう」骨組みが同じです。違うのは返せる時期、返すときに払う利用料、査定に落ちたときの金額の3点。2026年はドコモが3月に利用料を新設し、auが2月に新プログラムへ切り替え(2026年10月9日に公式で確認)。

早見表:5社の返却条件

会社とプログラム分割回数と返却時期免除される額返却時の費用査定NG時
ドコモ「いつでもカエドキプログラム」残価設定型24回払い、返却23か月目まで24回目(残価)が不要プログラム利用料22,000円(免除・不要の場合あり)故障時利用料2,200円(補償加入)/22,000円
au「スマホトクするプログラム+」24回払い、回収は13〜25カ月目最終回お支払い分が不要特典利用料 最大22,000円故障時利用料2,200円(補償加入)/22,000円
ソフトバンク「新トクするサポート+」48回払い、特典A13〜24ヵ月目/特典B25ヵ月目以降特典Aで最大36回分、特典Bで最大24回分特典利用料。特典Aは早期利用料 最大88,000円故障時負担金 最大44,000円
ワイモバイル「新トクするサポート(A)」48回払い、特典受付は25か月目から最大24回分を相殺利用料の設定なし本負担金22,000円、補償加入者は減額
楽天モバイル買い替え超トクプログラム48回払い(楽天カードのみ)、返却25〜47カ月目残債が不要事務手数料3,300円/回故障費用22,000円以上

ドコモ:23か月目が分岐点

残価設定型24回払いで買い、23か月目までに返すと24回目(残価)が不要です。返さなければ支払期間が49か月(47回)に延び、残価を24分割した再分割支払金を払います。再分割後も46か月目までは返却でき、一括精算も可能です。

2026年3月5日にプログラム利用料が新設され、査定完了後に一括請求されます(3月4日までの加入者は不要)。購入日を1日目として31日目までに申し込めば「ドコモで買替えおトク割」で免除されますが、対象は機種変更・契約変更・端末単体購入で、新規契約(MNPを含む)は外れます。「いつでもカエドキプログラム+」は「smartあんしん補償」が前提で、12〜22か月目に返すと早期利用料(5,500円・8,250円・12,100円のいずれか)を払って返却翌月から23回目までの分割支払金と残価が不要に。23か月目以降なら早期利用料はかかりません。

au:2026年2月26日に「+」へ移行

auは2026年2月26日に「スマホトクするプログラム+」を始め、前日の2月25日で旧プログラムの新規受付を終了。旧はプログラム料が無料でしたが、+では13〜25カ月目の回収に加えて特典利用料(最大22,000円)が適用条件に入ります。同時にauで機種変更か機種のみ契約をすれば「au買替特典」で同額が割引され、新規・乗り換え・番号移行は対象外です。

返さない場合、最終回支払分は申し出がない限り自動で24回に分割され、支払回数47回・支払期間49カ月に。公式の例は機種代金120,000円で、賦払金960円×23回+最終回97,920円、延長後の24〜47回目は4,080円です。

ソフトバンクとワイモバイル:回収は郵送のみ

「新トクするサポート+」は2025年8月20日開始。旧「新トクするサポート」は3種とも2025年10月16日で受付を終えており、ここが境目です。+は13〜24ヵ月目の特典Aで最大36回分、25ヵ月目以降の特典Bで最大24回分が不要に。

特典Aは、「あんしん保証パックサービス」(月額使用料 最大2,180円)に購入時から特典の申し込み完了まで加入し続けることと、早期利用料(最大88,000円)が条件です。保証は査定完了まで自動では外れません。

特典Bの特典利用料は「支払い不要額の95%」と上限額の少ないほう。2026年8月19日以降の購入で保証を続けていれば故障時負担金は出ません。

ワイモバイルの「新トクするサポート(A)」は2025年1月16日から。特典受付は購入日が属する請求月を1か月目として25か月目(一部は例外的に24か月目)で、早期返却の枠はありません。完済した場合や残債が本負担金以下の場合は特典自体が使えません。

楽天モバイル:返せるのは25〜47カ月目

「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」は48回払い(楽天カードのみ)で買い、25カ月目以降に回収されると残債が不要になります。48カ月の満了で自動解約になった場合は返却が不要で、代わりに48回分を払い切ります。

回収1回につき事務手数料3,300円がかかる点が他社と違います。返却期限は機種変更なら新製品の受領日から20日以内、解約なら申請月の翌月15日です。

総額の考え方:返す・返さない・精算して持つ

総額は「割引後の端末代+期間中の通信費+必須費用−条件達成の特典」で見ます。通信費は返す返さないで変わらないため、差は端末代と必須費用です。ドコモ公式の例(総額105,500円、残価48,000円、利用料22,000円)で3通りを並べます。

選択肢端末側で払う額端末が残るか
23か月目に返却する1〜23回目の57,500円(105,500−48,000)+利用料22,000円=79,500円。買替えおトク割なら57,500円残らない
返却せず再分割で払い続ける105,500円(残価48,000円を24分割し24〜47回目に払う)残る
返却せず一括で精算する105,500円(払い方が変わるだけで同額)残る

差額は26,000円、買替えおトク割が乗れば48,000円。端末を手元に残す対価です。持ち続ける前提なら、端末価格そのものを比べるSIM・端末セール情報まとめも先に見ておきましょう。

回線を解約・乗り換えたあとも返却できるか

ドコモは、回線契約がなくても加入でき、回線を解約したあともプログラムを使えるとしています。この場合はdアカウントが必要です。auも、au回線を解約したあとにスマホトクするプログラム+を続けて使えるとしています。

楽天モバイルは、楽天モバイルを解約しても、プログラムの支払いは続くとしています。25カ月未満でプログラムを解約すると、残債の一括払いが必要で、製品の回収はありません。

ソフトバンクとワイモバイルは、取得できた公式ページの本文に、回線を解約したあとの扱いが書かれていません。他社へ乗り換える予定があるなら、申し込む前に窓口で確かめてください。

査定で落ちやすい点

5社すべてが挙げるのは、画面の割れ・ヒビ、改造やメーカー保証対象外、初期化と各種ロックの未解除の3点です。製造番号(IMEI)が確認できない場合は、au・ソフトバンク・ワイモバイル・楽天モバイルで特典自体が使えません。

独自項目も見落としがちです。auは背面・側面の擦りキズ、純正でないバッテリー、水濡れシールの反応、ソフトバンクは液漏れ・焼き付き・縦線横線・変色、楽天モバイルはカバー跡やシール跡まで挙げています。

よくある質問

Q. 返却しないとどうなりますか。

A. ドコモは支払期間が49か月(47回)に延びて残価を24分割、auは最終回支払分が自動で24回に分割。ソフトバンクとワイモバイルは48回払いを完済。楽天モバイルは48カ月の満了で自動解約となり返却は不要ですが、48回分は払います。

Q. 早く返すほど得ですか。

A. 免除回数は増える一方、別料金も増えます。ドコモの+は12〜22か月目の返却に、ソフトバンクの特典Aは13〜24ヵ月目の申込みに早期利用料がかかります。ワイモバイルと楽天モバイルに早期返却の枠はありません。

Q. 画面が割れていても返せますか。

A. 追加費用を払えば受け付ける枠組みで、ドコモとauは補償加入2,200円・未加入22,000円、ワイモバイルは非加入22,000円、楽天モバイルは22,000円以上、ソフトバンクは最大44,000円。ただし初期化・各種ロックの未解除や改造は、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルでは追加費用を払っても受け付けません。ワイモバイルはこれらも査定基準を満たさない扱いとなり、追加費用(22,000円)を払えば受け付けます(製造番号が確認できない場合を除く)。

「査定で落ちやすい点」の会社別の比較と、上の3つの回答は、2026年9月6日に各社公式で確認した内容です。返却の前に、各社の最新の条件を確認してください。

関連ガイド

出典・確認日

本記事は2026年10月9日時点の公式情報に基づいています。プログラムの受付期間・利用料・査定基準は変更される場合があるため、申し込みや返却の前に最新の公式ページであらためてご確認ください。買取等予想価格や端末の売却額は変動するため本記事では扱っていません。

気になるMNP乗り換えの条件はこのページで確認