主要5社のオンライン公式で「一括1円」の表示が出ているのは、2026年9月6日に確認した時点でワイモバイルと楽天モバイルの2社だけです。どちらも他社からの乗り換えが前提で、対象は機種代金が22,000円前後の機種に限られます。
ドコモ・au・ソフトバンクのオンライン公式は「割引額」だけを掲示する形式で、支払額が1円になる機種の一覧は出ていません。
早見表:5社のオンライン公式で「一括1円」が出ているか
| 会社(オンライン公式) | 一括1円の掲示 | 1円になる契約種別とプラン | 掲示されている期限 |
|---|---|---|---|
| ワイモバイル | あり(2機種が一括1円。表示は「値下げ」) | 他社からのりかえ(nubia S2は新規契約も)/シンプル3 M・L | 終了日の記載なし |
| 楽天モバイル | あり(3機種に「値引き後価格1円」表示) | 他社からの乗り換え(MNP)のみ/Rakuten最強プランまたはRakuten最強U-NEXT | 2024年2月16日9:00〜終了日未定 |
| NTTドコモ | なし(割引額のみ。最大44,000円・税込) | 掲示なし/5G対応料金プランが必要 | 一覧は2026年10月2日現在の内容 |
| au | なし(割引額のみ。一括払いは最大22,000円・税込) | 掲示なし/スマホミニプラン+は対象外 | 2020年4月1日〜終了日未定(在庫終了まで) |
| ソフトバンク | なし(割引額は機種ごとに公式サイト上で指定) | 掲示なし/機種変更は対象データプランが必要 | のりかえは2023年10月12日〜終了時期未定 |
表は2026年10月9日に各社公式で確認した内容です。auの一括払いの割引額(最大22,000円)だけは2026年9月6日に確認した値です。
ワイモバイル:2機種が一括1円、契約種別とプランで消える
ワイモバイルは製品ページに機種代金・割引・一括払いを並べて出します。2026年10月2日更新の公式価格データで、一括払いが1円になるのは次の2機種です(表示のラベルは「値下げ」)。
| 機種 | 機種代金(税込) | 割引(税込) | 一括払い(税込、シンプル3 M・L) | 1円になる契約種別 | シンプル3 Sの場合(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| nubia S2 | 21,984円 | 21,983円 | 1円 | 他社からのりかえ/新規契約 | 3,648円 |
| Samsung Galaxy A25 5G | 21,888円 | 21,887円 | 1円 | 他社からのりかえのみ(新規は14,800円) | 3,888円 |
かんたんスマホ5は、同じ公式価格データで機種代金46,800円、他社からのりかえは17,000円引きの29,800円、新規は34,800円です。1円の対象からは外れました。
同じ機種でも入口によって割引は消えます。ソフトバンク・LINEMO・LINEモバイル(ソフトバンク回線)およびソフトバンク回線のMVNOからの移行は「番号移行」の区分になり、上の2機種はいずれも割引なし、つまり機種代金がそのまま支払額です。ワイモバイル利用中の機種変更も同じく割引なし。製品一覧にも「表示価格は『シンプル3 M/L』をご利用の場合の金額です」「ソフトバンク/LINEMOからののりかえは対象外」と注記があります。
契約事務手数料3,850円(税込)が無料になるオンラインストア誕生感謝祭の事務手数料無料キャンペーンは、2026年8月7日0時〜9月30日23時59分の受付で終了しました(2026年10月9日に公式で確認)。現行の契約事務手数料は、オンライン3,850円、店頭4,950円です。
楽天モバイル:22,001円の機種を22,000円引きで1円
楽天モバイルは「【Android対象製品限定】特価キャンペーン」(コード2178)で「値引き後価格1円」と明記しています。製品価格22,001円から22,000円を引いて1円、という引き算です。
| 機種 | 製品価格(税込) | 他社から乗り換え時の値引き(税込) | 値引き後価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Samsung Galaxy A25 5G | 22,001円 | 22,000円 | 1円 |
| nubia S2R | 22,001円 | 22,000円 | 1円 |
| moto g37j | 22,001円 | 22,000円 | 1円 |
22,000円引きの対象はこの3機種を含む7機種(ほかにOPPO A5 5G、AQUOS sense9、Phone (3a) 128GB、Phone (3a) Lite)です。ほかにOPPO Reno15 Aは28,000円、arrows Alphaは30,200円、Galaxy S26は36,900円、Phone (3)は40,000円の値引きです。
1円と表示されているのは製品価格22,001円の3機種だけです。OPPO A5 5Gは2026年9月6日の確認では1円の表示がありましたが、いまの1円の表示には入っていません。
条件は、他社からの乗り換え(MNP)でRakuten最強プランまたはRakuten最強U-NEXTに申し込み、同時に対象製品を購入することの2つ。データタイプは対象外、適用はひとり1点まで、ほかのキャンペーンとの併用も不可で、2020年4月8日以降に3回線以上の解約がある人は2026年2月27日9時から対象外です。
ドコモ・au・ソフトバンクは「割引額」しか出ていない
| 会社 | 施策名 | 公式が掲示している値(税込) | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| NTTドコモ | 5G WELCOME割 | 他社からの乗り換えの割引額 最大44,000円(2026年10月2日現在の一覧) | 割引適用日から1年間は再適用不可。端末購入割引は乗り換えだとケータイ2機種のみ(5,500円・16,500円) |
| au | au Online Shop お得割 | 一括払いの割引額はOPPO A5 5Gが22,000円、Samsung Galaxy A25 5Gが17,050円 | 新規契約と乗りかえが対象。スマホミニプラン+とpovo1.0からの乗りかえは対象外 |
| ソフトバンク | オンラインショップ割 | 割引額は機種ごとに公式サイト上で指定(提供条件書に機種別の金額なし) | 公式オンラインショップのみ(店舗受け取りは除く)。一括・24回は機種代金総額から割引 |
3社とも掲示しているのは値引き額で、支払額ではありません。auは値引きが「購入代金のみに充当できるポイント」を付ける方式で、機種代金が割引額を下回る場合は機種代金が割引の上限になると明記されています。ドコモの5G WELCOME割と端末購入割引のページは店頭購入向けで、オンラインショップでの購入は別ページの案内です。ソフトバンクは新規契約分が2026年6月30日で終了し、機種変更は2026年7月22日から実施されています。いずれも支払額は機種を選んで手続き画面に進むと表示されるため、金額はそこで確認してください。ドコモの端末購入割引でケータイが対象になるのはDIGNOケータイ(KY-42C)とarrowsケータイ ベーシック(F-41C)の2機種のみです。
代理店のスマホ乗り換え.comで出ている一括1円の条件は、スマホ乗り換え.comの申込から特典受け取りまでの流れに書きました。
1円になるのが22,000円前後の機種ばかりな理由
1円で買える機種の代金は21,888円・21,984円・22,001円と、22,000円の前後に集まっています。総務省のガイドラインは端末値引きの上限を原則4万円(税抜)としつつ、対照価格が2万円(税抜)以下の廉価端末については「対照価格未満の利益の提供が可能」と定めています。2万円(税抜)は消費税10%で税込22,000円。この帯に収まる機種だけが、残り1円まで下げられる計算です。この帯を大きく超える価格の機種が一括1円にならないのは、4万円(税抜)の法定上限を税込換算した44,000円で値引きが頭打ちになるからです。
よくあるつまずき
多いのは契約種別とプランの取り違えです。ワイモバイルはソフトバンク系からの移行だと同じ機種でも割引なしになり、シンプル3 Sを選ぶとnubia S2は3,648円、Galaxy A25 5Gは3,888円になります。楽天モバイルはRakuten最強プラン(データタイプ)を選ぶと対象から外れます。
もうひとつは在庫と対象機種の入れ替わりです。auは「在庫がなくなり次第、終了」と明記し、楽天モバイルも2026年だけでOPPO A5 5Gの追加(2月27日)、arrows We2など3機種の販売終了(7月24日)、Phone (3)の追加(8月18日)、moto g37jの追加(9月1日)と続いています。申し込み画面の金額が記事の金額と一致するかを最後に見比べてください。
よくある質問
Q. ドコモ・au・ソフトバンクのオンラインでは一括1円は買えないのですか。
A. 公式ページに「一括1円」と明示された機種の一覧が出ていない、というのが確認できた事実です。3社が掲示しているのは割引額で、支払額は各社の申し込み画面でご確認ください。
Q. 機種変更でも一括1円になりますか。
A. 今回確認した範囲ではなりません。ワイモバイルの2機種は機種変更だと割引なし、楽天モバイルの特価キャンペーンは他社からの乗り換え(MNP)が条件です。
Q. 同じGalaxy A25 5Gなら2社とも条件は同じですか。
A. 違います。ワイモバイルは機種代金21,888円・割引21,887円でシンプル3 M・Lが前提、楽天モバイルは製品価格22,001円・値引き22,000円でMNPのみが対象です。
関連ガイド
出典・確認日
- ワイモバイル公式「スマートフォン(Android)」製品一覧(表示価格の前提、番号移行の対象外条件):https://www.ymobile.jp/lineup/smartphone/?contract=mnp(確認日:2026年10月9日)
- ワイモバイル公式 製品価格データ(製品ページの価格表示に使われる公式データ。機種代金・割引・一括払い。更新日2026年10月2日):https://www.ymobile.jp/lineup/common/json/v2/android.json(確認日:2026年10月9日)
- ワイモバイル公式「ワイモバイルオンラインストア誕生感謝祭」(事務手数料無料キャンペーンの受付期間・対象プラン・特典内容):https://www.ymobile.jp/store/sp/special_sale/(確認日:2026年10月9日)
- 楽天モバイル公式「【Android対象製品限定】特価キャンペーン」(対象機種と値引き後価格、適用条件、期間、対象外条件、対象機種の追加・終了履歴):https://network.mobile.rakuten.co.jp/campaign/android-discount/(確認日:2026年10月9日)
- au公式「au Online Shop お得割」(適用条件、期間、機種別の割引額、値引きの方式と上限):https://www.au.com/mobile/campaign/ols-otokuwari-2004/(確認日:2026年10月9日)
- ソフトバンク公式「オンラインショップ割」(割引方法、対象となる購入経路):https://www.softbank.jp/mobile/campaigns/list/online-shop-wari/(確認日:2026年10月9日)
- ソフトバンク公式「オンラインショップ割」提供条件書(更新日2026年8月13日。キャンペーン期間、対象機種と割引額の定め方、併用不可):https://www.softbank.jp/mobile/set/common/pdf/mobile/campaigns/list/online-shop-wari/online-shop-wari.pdf(確認日:2026年10月9日)
- NTTドコモ公式「5G WELCOME割」(2026年10月2日現在の割引額一覧、1年間の再適用不可、オンラインショップは別ページ):https://www.docomo.ne.jp/campaign_event/5g-welcome_wari/(確認日:2026年10月9日)
- NTTドコモ公式「端末購入割引」(他社からの乗り換えの対象機種と割引額):https://www.docomo.ne.jp/campaign_event/direct_wari/(確認日:2026年10月9日)
- 総務省「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン」(値引き上限4万円、廉価端末の特例):https://www.soumu.go.jp/main_content/000980312.pdf(確認日:2026年9月6日)
- ワイモバイル公式「ワイモバイルオンラインストア誕生感謝祭」個別ページ(終了表示、キャンペーン期間):https://www.ymobile.jp/cp/2026tanzyo/(確認日:2026年10月9日)
- ワイモバイル公式オンラインストア「SIMカード/eSIM」(契約事務手数料 店頭4,950円・オンライン3,850円):https://www.ymobile.jp/store/sp/sim/(確認日:2026年10月9日)
本記事は2026年10月9日時点の公式情報に基づいています(冒頭の5社の掲示状況、auの一括払いの割引額、総務省のガイドラインは2026年9月6日に確認した内容)。対象機種・割引額・期間は予告なく変更されるほか、在庫がなくなり次第終了する場合があります。申し込み前に最新の公式ページであらためてご確認ください。本記事が扱うのは各社オンライン公式の掲示のみで、店舗ごとの独自条件は対象外です。
