スマホ契約のルール変更まとめ(2026年6〜9月の公式発表)

2026年9月、スマホ契約のルールはどう変わった? 各社・総務省の公式発表まとめ(確認日つき)

2026年6月から9月6日までに、総務省と主要6社の一次ページで確認できた契約条件まわりの公式な動きは13件です。このうち実際にルールが変わったのは11件で、残り2件は「変更なし」の確認です(詳細は後述)。

影響がいちばん広いのは、ソフトバンク・ワイモバイルが新設し、LINEMOが内容を変更した、7月1日以降加入者向けの契約解除料です。

早見表:2026年6月〜9月に公式発表された変更

発表主体何が変わるかいつから誰に影響するか確認日
総務省情報通信審議会が「消費者保護ルールの更なる適正化とDX時代への対応の在り方」の一次答申を答申。端末の頭金・購入プログラム・残債の説明拡充などを検討するとした令和8年(2026年)9月4日に答申。法令改正かガイドライン改正かを含めて検討する段階で、施行時期は未公表いま契約中の条件はこの答申では変わらない。今後の説明義務の見直しにつながる2026年10月9日
総務省端末割引の上限を定める「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン」は令和6年12月改正版が現行のまま。2026年6月〜9月の改正は掲載されていない変更なし(2026年10月9日にポータルの現行ガイドライン欄で確認)端末購入等・新規契約を条件とする利益の提供の上限4万円(税抜)などの枠組みは据え置き2026年10月9日
NTTドコモ/ahamo契約解除料・端末購入条件を変える発表は確認できず。9月1日に出たのは「ドコモポイ活プラン」とdカードのdポイント進呈条件の改定ポイ活プランの進呈条件は2026年12月ご利用分からドコモ ポイ活 MAX・ドコモ ポイ活 20・eximo ポイ活・ahamo ポイ活の契約者。すでに契約・利用中の人も対象2026年9月6日
au/UQ mobileクレジットカードで支払えなかったときに発行される払込用紙に、払込取扱票発行手数料253円(税込)が付く2026年9月請求分から(翌月請求分にあわせて請求)支払い方法をクレジットカードにしていて引き落としに失敗した個人契約者。法人契約に発行される払込用紙は対象外2026年10月9日
au「アップグレードプログラムEX」「アップグレードプログラム(タブレット)」の提供終了2027年3月3日で終了(2026年9月4日発表)加入中の人。終了日までに機種変更すればプログラム料の還元特典は適用される2026年10月9日
povo2.0「本気割」の還元額が、対象トッピングのデータ容量代金の40%相当から50%相当に変更2026年9月1日以降に他社から乗り換えて、加入から7日以内に対象の1年間トッピングを買った場合他社から乗り換えでpovo2.0の1年間トッピングを買う人2026年10月9日
ソフトバンク契約解除料の新設。回線提供開始月から12か月以内に解約を申し込むと385〜1,100円(税込。解約申込時に適用中のプラン別)2026年7月1日以降に新規契約またはのりかえ(MNP・番号移行)で加入した人から同日以降の加入者。ワイモバイル・LINEMOへの番号移行と8日間キャンセルは対象外2026年10月9日
ワイモバイル契約解除料の新設。シンプル3 S・シンプル3 Mが858円、シンプル3 L・Pocket WiFiプラン2が1,100円(いずれも税込)2026年7月1日以降に新規契約またはのりかえで加入した人から同日以降の加入者。ソフトバンク・LINEMOへの番号移行と8日間キャンセルは対象外2026年10月9日
LINEMO契約解除料の内容変更。加入当月の解約で原則990円だったものが、回線提供開始月から12か月以内の解約申込みで990円(ベストプラン)/1,100円(ベストプランV)に2026年7月1日以降に新規契約またはのりかえで加入した人から同日以降の加入者。ソフトバンク・ワイモバイルへの番号移行と8日間キャンセルは対象外2026年10月9日
楽天モバイルオプション「スマホ交換保証プラス & 家電補償」の月額利用料を改定。製品価格帯別に715円→980円、840円→1,180円、990円→1,380円、1,100円→1,580円2026年6月17日0:00以降の申し込み分からこれから加入する人。2026年6月16日23:59までに申し込んだ人の月額は変わらない2026年10月9日
楽天モバイル「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」の故障費用が、一律22,000円(不課税)から製品別の設定金額に2026年7月23日9:00以降に購入する製品から。8:59以前に買った製品は対象外保証サービスに未加入で、返却する製品が指定の状態を満たさなかった人2026年10月9日
楽天モバイル外国籍の契約者が使える本人確認書類に、特定在留カード・特定特別永住者証明書・第二世代在留カード等を追加店舗は2026年6月14日から、オンラインの「スマホでかんたん本人確認」は2026年9月1日から外国籍の契約者2026年10月9日
IIJmioギガプランとeSIMサービス データプラン ゼロの初期費用を3,300円(税込)から3,850円(税込)に改定2026年12月1日以降のWebサイトからの申し込み分からWebから申し込む人。家電量販店などで買ったパッケージ利用の申し込みは初期費用無料2026年10月9日

総務省:ガイドラインは動かず、審議会の答申が出た段階

総務省がこの期間に動かしたのは規制ではなく審議の手続きです。情報通信審議会の電気通信事業政策部会が令和8年6月30日に一部答申(案)をまとめ、7月1日から7月30日まで意見募集を実施。88件の意見を受けて、9月4日に結果と一次答申が公表されました。

一次答申で契約に近いのは説明義務です。端末は「端末販売価格に含まれる頭金の位置づけ、端末購入プログラムの利用の方法・条件、残債の発生条件・額」の説明拡充を検討するとされました。ただし結論ではなく、「適切な法的枠組みの在り方(法令又はガイドライン)も含めて、最終答申に向けた検討を行う」段階です。最終答申の希望時期は令和9年夏頃、施行時期は未公表です。

端末割引の上限は動いていません。総務省のポータルに現行として載るのは「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン(令和6年12月改正)」1本だけで、2026年6月以降の改正はありません。上限は4万円(税抜。端末の対照価格が2万円超8万円以下なら対照価格の5割相当額または2万円の高いほう)のままです。割引の見え方が変わったなら、動いているのは各社のキャンペーン条件で、各社の一括価格を横並びで比べた記事で確かめられます。

ドコモ/ahamo:契約条件を変える発表は確認できなかった

「9月1日から規制が変わった」という話が出やすい時期ですが、公式発表では裏づけが取れませんでした。ドコモの「お知らせ」と「報道発表資料」は一覧がスクリプト描画のため、個別ページのURLを2026年6月1日から9月6日まで総当たりし、実在した12件と30件をすべて開いています。その範囲に契約解除料・端末購入条件・加入審査の変更はありません。同期間の契約約款改正8回も、携帯電話サービスに関わるのは提供開始・災害時の特例・新機能の3件です。

9月1日付で実際に出ていたのは、「ドコモポイ活プラン」とdカードの改定です。ドコモ ポイ活 MAX・ポイ活 20・eximo ポイ活・ahamo ポイ活のdポイント進呈条件が2026年12月ご利用分から、「各種割引後のご利用料金」を基礎とする形から「ポイ活特典の対象決済に対する進呈分を減額した金額」を基礎とする形に変わります。すでに契約・利用している人も対象です。

au/UQ mobile/povo:支払い失敗に手数料、端末プログラムは終了予告

KDDIと沖縄セルラー電話は2026年6月22日、クレジットカードで支払えなかったときの払込用紙に、払込取扱票発行手数料253円(税込)を請求すると発表しました。適用は2026年9月請求分から。対象は「クレジットカードでの支払いができなかった場合に発行される払込用紙」で、法人名義の契約分は対象外です。

端末側では9月4日に、「アップグレードプログラムEX」と「アップグレードプログラム(タブレット)」の2027年3月3日での提供終了が告知されました。加入中なら、終了日までの機種変更でプログラム料の還元特典が適用されます。povo2.0は8月25日に「本気割」を変更し、9月1日以降に他社から乗り換えて7日以内に対象の1年間トッピングを買うと、還元が40%相当から50%相当になりました。

ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO:7月1日から契約解除料が入った

契約条件がはっきり変わったのはソフトバンク系3ブランドです。3社とも2026年6月1日の発表で、ソフトバンクとワイモバイルは「2026年7月1日以降に新規契約又はのりかえ(MNP・番号移行)でご加入いただいたお客さまを対象に、契約解除料を新設いたします」、LINEMOは同じ対象範囲について「「契約解除料」の内容を変更いたします」としています。発生するのは3社とも「回線提供開始月から12か月以内に回線契約の解約の申込みをした場合」で、金額は解約申込時点のプランで決まります。

ソフトバンクは385円から1,100円(税込)で、基本プラン(音声)と主要なデータ定額の組み合わせは1,100円。ワイモバイルはシンプル3 S・Mが858円、シンプル3 L・Pocket WiFiプラン2が1,100円です。LINEMOは変更前が「ご加入当月にご契約回線を解約したお客さま」への原則990円で、変更後はベストプラン990円・ベストプランV1,100円です。3社ともグループ内の番号移行と8日間キャンセルは対象外です。起算点や免除条件の違いは契約解除料と最低利用期間をまとめた記事で整理しています。

楽天モバイル:オプションと返却プログラムの費用が上がった

楽天モバイルは料金プランではなく周辺の費用を2回動かしました。1つ目は6月10日発表の「スマホ交換保証プラス & 家電補償」の月額改定で、2026年6月17日0:00以降の申し込みから、製品価格帯別に月265円〜480円上がります(715円→980円、1,100円→1,580円など)。6月16日23:59までの申し込み分は変わりません。

2つ目は7月23日発表の「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」で、返却時に「当社指定の状態を満たさない場合に発生する故障費用」が一律22,000円(不課税)から製品別の金額に変わりました。対象は7月23日9:00以降に購入する製品で、8:59以前の購入分は改定前の費用です。

IIJmio:初期費用が12月1日から3,850円に

IIJは2026年9月1日、IIJmioモバイルサービス ギガプランとIIJmio eSIMサービス データプラン ゼロの初期費用を、2026年12月1日以降のWeb申し込み分より3,300円(税込)から3,850円(税込)へ改定すると発表しました。差は550円で、1契約ごとに発生します。ただし家電量販店などで買ったパッケージを使う申し込みは「初期費用は無料となります」と明記されています。

読者が確認すべきこと

  • ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの回線は、加入日が2026年7月1日以降かどうか。6月30日までの加入なら今回の契約解除料の対象外です。
  • 解除料の金額は解約を申し込む時点のプランで決まるため、プラン変更をしているなら現在のプラン名を確認します。
  • au・UQ mobileでクレジットカード払いにしているなら、カードの有効期限と限度額。9月請求分から払込用紙に253円(税込)が付きます。
  • auのアップグレードプログラムEXに加入中なら、2027年3月3日までに機種変更する予定があるか。
  • 楽天モバイルの保証オプションと返却プログラムは、申し込み日・購入日で適用される金額が違います。申込日時を控えておきます。
  • IIJmioを検討中なら、申し込みが2026年11月30日までか、パッケージ購入経由か、25ギガプランの月額割引(ハッピープライスキャンペーン+)が間に合う2026年11月4日23時59分までか。
  • ドコモのポイ活プラン契約者は、2026年12月ご利用分からポイント計算の基礎が変わります。

乗り換え先を絞ったら、対象条件と適用時期をそろえて見ておくと取りこぼしが減ります。申し込み前に確認しておく項目にチェック順をまとめています。

よくある質問

Q. 2026年9月1日にドコモの契約ルールが変わったのですか。

A. いいえ。6月1日〜9月6日のお知らせ・報道発表を全件確認しましたが、契約解除料・端末購入条件・加入審査の変更はありません。9月1日付はポイ活プランとdカードの改定のみです。

Q. 端末割引の上限は2026年に引き下げられたのですか。

A. 2026年10月9日に総務省のポータルで確認した時点で、現行として載るのは令和6年12月改正のガイドラインのみで、上限額の枠組みは変わっていません。

関連ガイド

次回の更新予定

本記事は月次で見直します。

出典・確認日

本記事は2026年10月9日時点(IIJmioのハッピープライスキャンペーン+は2026年10月17日時点)の公式情報に基づいています(2026年6月〜9月6日の発表の件数と、ドコモの発表の全件確認は2026年9月6日に確認した内容)。運用の詳細は各社の最新の案内をご確認ください。

今月使える乗り換え特典は、この一覧で確かめられます

料金、キャンペーン、対象端末、本人確認書類、支払い方法は変更される場合があります。申し込み前に公式情報を確認してください。