MNPワンストップとは?予約番号なしで乗り換える仕組みと流れ

MNPワンストップ方式とは ― 予約番号なしで乗り換える仕組み・対応事業者・注意点
対応事業者一覧
28行2026年3月17日時点
利用者が負担するMNPの料金
無料
手続きを始める場所
乗り換え先(移転先事業者)のWebサイト

MNPワンストップ方式は、乗り換え先のWebサイトで申し込むだけで、MNP予約番号を自分で取得せずに電話番号を引き継げる仕組みです。

2023年5月24日に始まった総務省の制度で、NTTドコモの対応事業者一覧には2026年3月17日時点で28行が載っています。

予約番号が廃止されたのではなく、移転元から移転先へ裏側で送信されているのが要点です。

楽天モバイルへの乗り換えでワンストップ方式を使えるのはWebの申し込みだけで、ショップや電話での申し込みは対象外です。

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公式サイトへ移動公式確認日 2026年10月18日

早見表:ワンストップ方式とツーストップ方式の違い

比べる項目ワンストップ方式(2023年5月24日開始)ツーストップ方式(従来方式)
利用者がMNP予約番号を取得するか取得しない(移転元事業者から移転先事業者へ事業者間で送信される)取得する(移転元事業者から受け取り、移転先事業者に伝える)
手続きを始める場所乗り換え先(移転先事業者)のWebサイトいま契約中(移転元事業者)のWeb・電話・店頭
転出元でやること移転元事業者のマイページにログインし、解約の重要事項説明を確認するMNP予約番号の発行を申請して受け取る
受付方法(総務省ガイドラインの定め)インターネットを利用するものを基本とするWeb・電話・店頭のいずれも可
利用者が負担するMNPの料金無料ウェブは無料。電話・店舗での予約番号発行は1,100円以下の手数料がかかる場合がある
移転元による引き止め行為移転先から移転元へ対応が移った時点で一切禁止MNPの意思を明確に示した利用者への引き止めは禁止

予約番号は消えたのではなく、事業者間で送られている

総務省の「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」(令和8年1月26日最終改正、同日適用)は、ワンストップ方式を、移転先事業者が申込みを受け、移転元事業者が解約に係る重要事項説明を行ったうえで「番号ポータビリティ予約番号を移転元事業者から移転先事業者に送信する」方式と定義しています。

番号自体は使われていて、利用者が控えて伝える工程だけが省かれた、という理解が正確です。

同ガイドラインは事業者に、インターネット等による申込みの受付時間を原則終日とすること、移転先から移転元へ対応が移った際は即時に対応することを求めています。

移転元による引き止め行為も一切禁止です。

対応事業者は公式一覧ごとに掲載時点も件数も違う

一覧を出している事業者掲載時点掲載件数と数え方
NTTドコモ「MNPワンストップ対応事業者一覧」(PDF)2026年3月17日時点28行(事業者名×サービス名の組み合わせで記載)
mineo「MNPワンストップのお申し込み」2026年3月24日時点サービス名で列挙(ahamoを個別に記載)
日本通信SIM「MNP予約番号が不要な携帯電話会社」2026年3月現在サービス名で列挙(irumoはNTTドコモ、BIC SIMはIIJに含むと注記)
総務省「携帯電話ポータルサイト」令和6年9月30日時点18行(転入・転出の両方に対応する会社)

大手9ブランド(NTTドコモ・ahamo・au・UQ mobile・povo・ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO・楽天モバイル)に加え、IIJmio・mineo・イオンモバイル・BIGLOBEモバイル・NUROモバイル・J:COM MOBILEなどのMVNOも対応しています。

件数の差は掲載時点と数え方の違いです。

「何社」ではなく、いまの会社と乗り換え先の両方が申込先の公式一覧にあるかで確認してください。

流れは4段階。要になるのは転出元でのログイン

  1. ①乗り換え先のWebサイトで申し込む
  2. ②移転元事業者のサイトへ自動で遷移し、マイページにログインして解約の重要事項説明を受ける

    止まりやすいのは②いま契約中の会社のマイページのIDとパスワードが要ります

  3. ③移転先のサイトへ戻って契約を進める
  4. ④回線が切り替わると移転元との契約は自動で解約

総務省の説明では、①乗り換え先のWebサイトで申し込む、②移転元事業者のサイトへ自動で遷移し、マイページにログインして解約の重要事項説明を受ける、③移転先のサイトへ戻って契約を進める、④回線が切り替わると移転元との契約は自動で解約、という順序です。

止まりやすいのは②で、いま契約中の会社のマイページのIDとパスワードが要ります。

手元に無いなら申し込む前に再設定を済ませてください。

ワンストップを使えない

なお楽天モバイルは、乗り換え元が対象会社でない・MNP予約番号を取得済み・ショップで申し込む、の3つはワンストップを使えないと明示。

mineoも店舗は対象外、ドコモも移転元の店頭なら予約番号が必要です。

ワンストップを使えないときの手順と予約番号の期限

ワンストップを使えない場合は、ツーストップ方式で進みます。

総務省の説明では、いま契約中の会社にMNP予約番号の発行を申請し、解約時の説明を受けて予約番号を受け取り、その番号を持って乗り換え先で新規契約を申し込む順です。

予約番号の有効期限は、auの案内で予約当日を含めて15日間です。auとドコモのオンラインショップで申し込むときは、10日以上残っている必要があります。

即日で開通できるかは回線切替の受付時間で決まる

会社と手続きの種類公式に案内されている受付時間時間外・直前に手続きした場合
au Online Shop の回線切替(契約区分がMNPのとき)9:00〜21:15(年中無休、システムメンテナンス時間を除く)受付時間内でないと手続きできない
UQ mobile の回線切替え(他社からの乗りかえ)9:00〜21:15終了時間直前だと手続き完了が翌日になる場合がある
楽天モバイル 電話番号の引き継ぎ(MNP)申請0:00〜21:20に申請すれば当日中に完了21:21〜23:59の申請は翌9:00以降に完了
楽天モバイル 転入手続き(開通)9:00〜21:00なら当日中に開通可能21:01〜翌8:59の手続きは翌9:00以降に開通
ソフトバンク 回線切替専用フリーコール9:00〜21:00(年中無休)切り替え自体に2時間程度、集中時はそれ以上かかる
ドコモ 店頭でのMNP新規申込みおおむね午前9時〜午後8時ごろ事業者間のシステム連携の都合による(詳細は各店舗へ)

「原則終日」なのは申込みの受付時間で、回線を切り替える工程は各社が別に時間帯を定めています。

当日中に使い始めたいなら、上記の受付時間の締め切りぎりぎりを避け、余裕をもって切替を終えましょう。

楽天モバイルへの乗り換え(MNP)の適用条件と実額を確認する

eSIMと物理SIMでは待ち時間が変わる

物理SIMはカード型で、郵送で受け取って自分で端末に挿します。

eSIMは端末一体型で情報を遠隔で書き込むため、配送も抜き差しも不要で短時間で使い始められます。

auの案内では、回線切替のあとeSIMは数分ほど空けてプロファイルを取得し、SIMカードは新旧の端末の電源を切って30分ほど待ちます。

放置した場合

放置した場合の扱いも決まっています。

UQ mobileは回線切替えをしないと商品到着から7日後に自動で完了し、MNPは予約番号の有効期限最終日に行われます。回線を切り替えても圏外のままなら、UQ mobileの物理SIMで通信できないときの確認順を見てください。

楽天モバイルも未完了なら有効期限満了日の午前10時に自動で切り替わり、課金が始まります。

よくあるつまずき

名義が一致していない。

MNPは移転元と移転先の契約者が同一であることが原則で、申込時に事業者間で名義の照会が行われます。

LINEMOは名義が同一でないと受け付けません。楽天モバイルは名義が違うなら現在の会社で名義変更してから申し込みます。

例外もあり、mineoは同居の家族名義なら契約可能(双方が申込時点で18歳以上)です。名義が違う場合の進め方は、楽天モバイルへ乗り換えるときの名義変更の手順にまとめています。

会社名義の契約へ番号を移すときの名義の変え方は、個人の携帯を法人名義に変える方法で説明しています。個人事業主が法人化するときの補助金の扱いは、法人化と補助金の解説にまとまっています。

支払いの滞り

転出元の支払いが滞っている。

auは「ご利用料金のお支払いに滞りがある場合は移転手続きをお断りする場合がございます」と重要事項説明書に明記。

ソフトバンクも、予約時から契約状態が変わっていると手続きを断ることがあるとしています。

中断とエラー

途中で中断した、エラーで進まない。

auは、移転先でMNP申込を開始したあとMy auで解約予約を完了したら5日以内に移転先の申し込みを終えるよう案内し、再開にはMy auでの解約予約キャンセルが要る場合があるとしています。

mineoは手続き不可のメールを送り、7日以内にMNP予約番号を登録しないと申し込みを取り消します。

解約で失うもの

解約で失うものを見落とす。

総務省は、移転前の料金プランと割引は解約とともに終了し、コンテンツや電子マネーは引き継げない場合があると注意しています。

衛星携帯電話やデータ通信のみのサービスは対象外です。

よくある質問

Q. ワンストップならMNP予約番号は存在しないのですか。

A. 存在します。ガイドラインは、予約番号を移転元から移転先へ送信する方式と定義しています。利用者が受け取って伝える工程が省かれただけです。

Q. 店舗で申し込んでもワンストップになりますか。

A. なりません。楽天モバイルもmineoも店舗はワンストップ未対応で、MNP予約番号の準備が要ります。ドコモも移転元の店頭で手続きするなら予約番号が必要としています。

Q. 手数料はいくらかかりますか。

A. MNPの利用者負担はガイドラインで無料と定められています。ツーストップでも転出手数料はウェブなら無料で、電話や店舗での予約番号発行に1,100円以下がかかる場合があります。別に契約事務手数料がかかり、ドコモは4,950円(税込)、オンラインショップなら無料です。

関連ガイド

出典・確認日

本記事は2026年10月9日時点の公式情報に基づいています。制度の運用、対応事業者、受付時間、手数料は変更される場合があるため、申し込み前に最新の公式ページであらためてご確認ください。

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