ahamo・povoを海外で使うには? 対象地域と日数制限

秋の海外旅行でahamo・povoを使うには? 対象地域・利用開始・日数制限の確認表(2026年9月版)
ahamo
申し込み不要海外91の国・地域
povo2.0
海外データトッピングの購入
15日経過後
送受信最大128kbpsahamo

秋の旅行でahamoかpovo2.0の回線をそのまま持っていくなら、出発前の準備は2社で別物です。

ahamoは申し込みが不要で、渡航先で端末のデータローミングをオンにすれば海外91の国・地域で使えます。

povo2.0は海外ローミングの申し込みを済ませ、渡航先に対応する海外データトッピングを買わないと通信できません(2026年10月22日に両社の公式ページで確認)。

忘れると現地で通信できなくなる項目も、2社で違います。対象の国・地域、料金、日数、端末設定の順に切り分けます。

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この記事の要点と、想定している読者

  • ahamoは申し込み不要です。月間30GBの範囲なら追加料金なく、海外91の国・地域でデータ通信ができます。大盛りオプションに加入していても、海外で使える月間データ量は30GBのままです。
  • povo2.0は海外ローミングの申し込みが要り、データ通信には海外データトッピングの購入も要ります。トッピングを持っていない間は、国内と違って最大128kbpsの低速通信も使えません。
  • ahamoには15日の区切りがあります。海外で最初にデータ通信をした日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降、海外での速度が送受信最大128kbpsになり、日本へ帰ってデータ通信をするまで戻りません。

想定している読者は、9月から11月に海外へ行く予定があり、今の回線をそのまま現地で使えるか確かめたい人です。扱うのはデータ通信の条件が中心で、渡航先ごとの通話料や、現地SIM・レンタルWi-Fiとの価格比較は扱いません。両社の条件は渡航の時期で変わるものではありません。

ahamoとpovo2.0で、海外データの仕組みはどう違うか

ahamoの海外データ通信は料金プランに含まれています。申し込みも解約もなく、渡航先でデータローミングをオンにした時点で使える状態です。

povo2.0は仕組みが違います。海外ローミング自体が所定の申し込みを要するサービスで、新規加入後にpovoサポートのチャット窓口へ連絡します。そのうえで海外データトッピングを買わなければ、渡航先でデータ通信はできません。トッピングはエリア・レギュラー・ワイドの3種別で、種別ごとに使える国・地域が変わります。

比べる点ahamopovo2.0
事前の申し込み不要。廃止もできず、月額利用料は無料必要。新規加入後にpovoサポートのチャット窓口へ連絡
データ通信の入手方法料金プランに含まれる。追加の購入はない海外データトッピングを購入する。「povo2.0データ専用」では購入できない
対象の国・地域91の国・地域。日本人の渡航先の約98%をカバーと記載トッピングの種別で異なる。エリアは特定の国・地域、レギュラーは90以上、ワイドは160以上
データ量の上限月間30GBまで追加料金なし。大盛りオプション加入中も30GB買ったトッピングの容量まで。ワイドの0.3GBからレギュラーの10GBまで
期間の数え方海外で最初にデータ通信をした日を起算日として15日渡航先で使い始めた時刻から、24時間の経過ごとに1日
上限に達した後当月の容量超過で送受信時最大1Mbps。追加購入で解除できる(海外利用月に大盛りオプション加入中は当月末まで解除されない)低速通信はない。新しいトッピングは、適用中のものが終わるまで買えない
音声通話・SMS国内通話定額の対象外で、別途料金がかかる番号はそのままで海外200以上の国・地域。データトッピングとは別料金

出発前に確認する4項目

最初に見るのは渡航先です。ahamoの対応エリアに載っている国・地域が、povo2.0のレギュラートッピングでも使えるとは限りません。両社の一覧を照合すると、モロッコ、エジプト、ブルネイはahamoの91件に入る一方、povo2.0のレギュラートッピングの対象93件には入っていませんでした。アラブ首長国連邦、カタール、南アフリカも同じくレギュラーの対象外で、povo2.0はこの3か国をワイドトッピングの対応例に挙げています。韓国、台湾、香港、タイ、グアム、ハワイは両方の一覧にありました。

海外のデータ通信で追加の料金がかかるのはpovo2.0だけです(通話とSMSは両社とも別料金です)。渡航先が1か国に決まっているなら、同じ容量と日数でもエリアトッピングのほうが安く済みます。3GB・7日間で比べると、レギュラーは4,280円、韓国向けのエリアトッピングは1,980円で、差は2,300円です。行き先が絞れないときだけレギュラーやワイドを選びます。

確認することどこで確認するか確認しないまま出発すると
対象の国・地域ahamoは「海外データ通信」ページの対応エリア一覧。povo2.0は「海外ローミング」ページの渡航先検索で、トッピング種別ごとに見るahamoは対応エリア以外ではデータ通信ができない。povo2.0は渡航先で使えないトッピングを買ってしまう
料金ahamoは追加料金なし。povo2.0はトッピングの代金(エリアは1GB・3日間の680円から3GB・7日間の2,430円まで、レギュラーは0.5GB・24時間の640円から10GB・30日間の9,800円まで、ワイドは0.3GB・30日間で6,980円)povo2.0は購入後すぐに決済され、途中解約も日割返金もできない
日数滞在日数を、ahamoは15日の区切りと、povo2.0はトッピングの利用可能期間と突き合わせるahamoは16日目から送受信最大128kbps。povo2.0は期間が終わるとデータ通信そのものが止まる
端末とアプリの設定端末のデータローミング設定。povo2.0はアプリの海外ローミング設定がONであることも確認する(アプリはVer1.7.0以降)。povo2.0は5G SA対応SIMだと一部の国・地域で通信(音声・SMS・データ)を利用できないとしているデータローミングがオフのままだと、電話とSMSは使えてもインターネットや地図は使えない

使い始めるまでの手順

ahamoでやることは一つです。渡航先で端末のデータローミングをオンにします。ドコモの案内では、iOS端末は「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」、Androidは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」です。モバイルデータ通信をオンにしただけでは海外で通信できません。APNの変更を求める記述は、今回確認した両社のページのどこにもありませんでした。

povo2.0は、渡航前に次の4つを終えます。

  • povo2.0アプリの「設定」で、海外ローミングがONになっていることを確認する(ONとOFFの切り替えにはpovoサポートへの連絡が要ります)
  • 使う端末が渡航先の国・地域で使えるかを確認する
  • 端末側のデータローミングをオンにする
  • 旅行が確定したら、国内で海外データトッピングを買う

買ったトッピングは、渡航先でデータ通信につながるまで最大30日間、利用開始前の状態で待機します。待機中にデータは減りません。

povo2.0が事前購入を勧めるのは、現地で買おうとすると詰まる経路があるからです。アプリにログイン済みなら、インターネット環境がなくてもトッピングを買えます。ログインしていない場合は、認証コードを受け取るためにWi-Fiなどの接続が別に要ります。到着した空港でログインから始める段取りは、ここで崩れます。

日数の数え方と、見落としやすい点

ahamoの15日は、出発日ではなく海外で最初にデータ通信をした日(日本時間)から数えます。公式の例では、日本時間4月1日に海外でデータ通信を始めた場合、4月15日までは通常どおり使え、4月16日午前0:00から送受信最大128kbpsになります。この制限はデータ量を追加購入しても解除されず、日本に帰国してデータ通信を行うまで続きます。15日を超える滞在そのものはできますが、16日目以降の速度は現地で買い足しても戻りません。

povo2.0の期間は、購入した日でも出発した日でもなく、渡航先でデータ通信につながった時刻から始まります。公式の例では、7月15日に24時間のトッピングを買い、8月1日15:00に渡航先で使い始めた場合、期限は8月2日14:59です。24時間の経過ごとに1日として扱うため、「14日間」は暦の14日ではなく336時間だと考えます。夜に到着して使い始めるなら、最終日も同じ時刻まで残ります。

見落としやすいのは、トッピングが残っている間は次を買えないことです。povo2.0は、海外データトッピングまたは海外で使えるデータボーナスが適用されている間、新しいトッピングを買えないとしています。容量を使い切っても利用可能期間が残っていれば、その期間が終わるまで買い足せません。滞在日数だけでなく、使うデータ量の見込みにも余裕を持たせて選ぶことになります。

ahamo側で見落としやすいのは、データローミングをオンのままにしておくことです。ahamoは、無料Wi-Fiにつないでいるつもりでもデータローミングがオンでローミング通信が発生すれば、当月の利用可能データ量が使われると注意しています。海外での電話とSMSの月間利用額が5万円を超えると、当月末まで海外での通信が止まり、データ量を追加しても解除できません。速度制限の状況は、お手続きサイトとahamoアプリで確認できます。

SIMの扱いにも条件があります。povo2.0は、渡航先で海外データトッピングを使っている最中にSIMを切り替えたり再発行したりすると、残りのデータ容量を使えなくなるとしています。再購入も利用可能期間が終わるまでできません。端末を替える予定や物理SIMからeSIMへ変える予定があるなら、トッピングを使い始める前に済ませます。ahamoの公式ページには、eSIMと物理SIMで海外利用の条件を書き分けた記述はありませんでした。

この2社をそのまま持っていくのが向かない人

渡航先がahamoの対応エリアにも、povo2.0のトッピングの対象にも入っていない人は、前提が成り立ちません。povo2.0のワイドトッピングは160以上の国・地域に対応しますが、容量は0.3GB・30日間の6,980円だけです。地図と連絡に使う程度を超えるなら、現地SIMやレンタルWi-Fiなど別の手段と比べる段階です。

滞在が15日を超えるahamo利用者も同じです。16日目以降は送受信最大128kbpsのままで、帰国するまで戻りません。長期滞在なら、現地で通信を用意する前提で考えます。povo2.0の「データ専用」で契約している人も対象外で、海外データトッピングを買えず、音声通話とSMSも使えません。

関連ガイド

出典・確認日

本記事は2026年10月22日時点の公式情報に基づいています。対応する国・地域、料金、日数の条件は変更される場合があるため、渡航の前に最新の公式ページであらためて確認してください。掲載内容はスマホ通信ナビ編集部が各社公式の一次情報を基に確認日時点の条件を記載したものです。

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